タイトルの通り今回は入荷情報ではございません。
今年は中型カラシンが例年よりも豊富と言う事もあり、私も含め一部中型カラシンファンの方にはたまらない年になっているのではないでしょうか?
3月にオープンした当店ですが2か月あまりの間にあれやこれやとやってきました。
ここらで入荷した中型カラシンで印象的だった種類を独断と偏見で1度振り返って見ようと思います。
単純に記録用の記事と言ったところです。どこかでまた更新するかもです(更新できる位色々と来てくれたらいいなぁ)
それでは振り返ってみましょう~
ストライプビッグアイカラシン(スリナム)
まずはこちら。個人的にはなかなか衝撃だったスリナムのビッグアイカラシン系の中型カラシン。タイガーアグネスにようなストライプが入るかなりカッコいいカラシンでした。やはりスリナムにはまだまだ独特な魚が眠っていそうです。
モンクホーシャspペルー
ザ・モンクホーシャな体型のペルーからやってきたカラシン。
仕入れ先での名前はジャイアントアグネスでした(笑)
確かにこの種も下腹部にストライプ柄入っていました。
ボディもギラギラでカッコよかったなぁ。
入荷数が少なくすぐに売れてしまったのですがもう少しお店で見ておきたかったカラシンでした。あとはめちゃくちゃサイズが大きかったのも良かったですね。その割にはペルーから来た事もあってかリーズナブルでした。
レビアシナ・チョコエンシス
こちらは昨年輸入された種類ではありますが仕入れ先に残っていた事もありゲットできました。
ストックされていた事もありかなり仕上がっていい感じになっていましたね。
このあたりのカラシンも昨年あたりからちらほら来るようになって個人的には嬉しい限りです。
以前までだとレインボーテトラに混じるテトラサイズのアストリガタが数年に一度来る位でした。15㎝サイズの大きめ個体なんて見る機会がなかったですからね。ホーリー等にも似ている魚ですがレビアシナの大型個体はホーリーとはまた違った良さがあって良きですよ。
ジュピアバ・アンテロイデス(ペルー)
Jupiaba anteroides
ペルー便で入荷したNEWジュピアバ。
2スポットで変わったジュピアバだなと思っていましたが調べてみると腹が赤くなるとの事。
現地色的な…と半信半疑でした本当に赤くなりました(笑)
ヨーロッパの方には先に入っていたらしく「♂は婚姻色で腹が赤くなる」みたいな事が書かれていましたが、お店で見ている感じや購入されたお客様の話を聞く限り恐らく違うのかなと。
恐らくカラシンあるあるな強い個体から発色していくパターンのカラシンだと思います。
やはり赤い個体から売れていくのですが、赤い個体がいなくなると赤くなかった個体が赤くなりだす…(笑)
結局お店にストックしていた個体も濃さの程度はあれど皆発色していました。
こちらも再入荷求む。
アフリカンドラゴンフィンテトラ
ボウレンゲリーと並び長らく幻のポケモンみたいになっていたコンゴの中型カラシン。
一部ファンの願いが現地の届いたのか、4月にまとまった数の輸入があり状態良く到着しました。
これには私も大興奮(笑)
コンゴ便と言えばここ暫くはコンゴテトラの類いが人気(私も大好き)ですが、コンゴテトラでは出ない厳つさやカッコよさみたいな物を兼ね備えています。
コンゴテトラのような色彩の派手さはありませんが、渋い銀色ボディで興奮すると黒みがかる独特な体色とコンゴテトラにはないこのフォルムがたまりませんなぁ。
またパタッと止まる可能性もあるので無くなる前にマイコレクションで持っておきましょうかね。
レッドチェリーコンゴテトラ旧タイプ
皆大好きレッドチェリー♪
もちろん私も大好きなコンゴテトラです。
近年になりレッドチェリーも含め同じ名前で入って来ても複数タイプがあると思われるコンゴテトラが続々と入ってきており混沌としてきている感じで、良い意味で沼るお魚になってきました。
このレッドチェリーはその代表種かもしれませんね。
タイプの個人的解釈について書き出すと他のお魚が紹介出来なくなってしまうので、この辺りのお話がしたい方はぜひご来店を(笑)
因みにざっと3タイプ位で個人的には現在認識してますが、まだまだ出てくるかもですね。
最近の海外の情報を見ていると赤目のレッドチェリーなるものが上がっていました。
背中の発色も今までのとちょっと違うように見えたし…
まだまだ底が知れない魚ですね…
ホーランディテトラ
Hollandichthys multifasciatus
またまたストライプ柄のカラシンです(笑)
「全部似たようなもんじゃん」で終わらせるのはちょっと勿体ないですよ。
Hollandichthysと言う聞きなれない属のカラシンです。
南方系の魚なようで、そっち方面らしい悪ガキ顔ですが、購入された方の話では意外にもそこまで荒くないらしく上手く暮らせているとの事。
10㎝ちょっとまではなるようなので大きくなった個体はかなり迫力が出てカッコ良くなるんじゃないかと思います。
レッドベリーダイヤモンドカラシン
こちらは先週入荷した腹赤ギラギラな中型カラシン。
5年程前の海外のとある動画で見かけてはいましたがまさかここで来るとは。
学名上はBryconamericusになっているようですが、自分が過去に仕入れた事のあるBryconamericusとは体型等も含めてだいぶ異なる印象。この辺りは「マジかよ」と言いたくなるような魚はちょいちょい居たりします。
お好きな方も多いシャラクテトラなんかもまさかのHemigrammusですしね…
さておき発色した時の見た目のインパクトはなかなかですよ。
べったり赤いですし体のギラギラも素晴らしい。いかにも荒そうですが、ボロボロにするまでヤルような事は無さそうで入荷してから現在までずっと混泳させてます。大人しいとまでは言えませんが飼育密度のバランス等を上手くとってあげればいけそうですね。
ロアデシア・アルティピンナ
ドラゴンフィンやボーレンゲリーがアフリカの幻のポケモン的なお魚であるならば、ロアデシアは南米の幻のポケモン的なお魚と言ってもいいかもしれませんね。
最後に来ていたのは2010年頃だったようです。
エクアドルの方のお魚で長らく現地漁師も生息域には足を踏み入れてなかったのかな。
来ていなかった間にアクアライフやビローウォーターで紹介されていた事もあって存在までは忘れ去られてはいなかったようです。
♂は背鰭が伸長します。顔つきも尖り気味でおでこが盛り上がる感じでちょっとカラックス感がありますね。♂は最大17㎝位らしいですが、現状7~8㎝で性差も出ていますし飼育下でどこまで大きくなるのか疑問ですがこれは個人的には飼育下でもデカくなって欲しい。
とこんな感じざっくり振り返ってみました。
小型カラシンと比べると水槽サイズや混泳バランス等、気を遣うところも出てくる種も多い中型カラシンですが面白いところも沢山あるので興味を持って頂ける方が今後増えて来ると嬉しい限りです。